2015/08/14

8/11-13 室堂〜新穂高温泉 Day.3



Day.3

笠ヶ岳山荘 → 新穂高温泉

標準CT  6時間15分
実績CT 3時間42分
CT比 59.2%
※笠ヶ岳山荘→笠ヶ岳山頂のCTは含まず

ツェルトがバタバタとうるさいなー、とは思っていたが、「まぁ仕方ないな」と気にせず寝ていたらツェルトのポールが倒れた。

やれやれと、一旦外に出て、ポールを立て直して再び寝る。

その内、パラパラと雨が降り出してきて「うわー、遂に雨来たかー」としばらく呑気に眼を閉じていたのだが、肝心な忘れものを思い出す。


"あ、靴が外に置きっ放しだ。。。"


びしょ濡れのローンピーク・・・

せめてもの償いとして、ツェルト内に避難。
そういえば食料も外に置きっ放しだったが、まぁジップロックに入ってる彼らはきっと大丈夫だろう。(放置プレイw)
そんな些細なことをしていたら、ますます雨足と風が強くなってきた。


"おいおい、これちょっとヤバいんじゃ・・・"


と思った次の瞬間に、再びポールが倒れた。ちょっと外には出たくない状況。。。


"いやーもう面倒臭いわ・・・ビビィに包まってるし、とりあえずこのまま寝れそうだから寝ちゃおう。。。"


と、叩きつける雨の中、意外と寝れた(笑)
端から見たらかなり可哀相な状況でした。。。

「ものぐさな自分にはビビィでいいんじゃね説」が浮上する中、外が明るくなってきたので行動開始。

ポールが倒れてるので不自由極まりないツェルト内で着替えて、外に出てみるとやはり風雨が強い。
アルファ米とか作れる状況にないので、とりあえずツェルト撤収。


最終日の3日目は新穂高温泉に下山するのみなので、気持ちは非常に楽だ。
仮に双六小屋でこの状況に置かれていたら、まず笠ヶ岳には来なかっただろう。
そして、風雨は強いものの、この感じは昨年3月の六甲で経験した気がする。笑


というわけで、6時にスタートして、まず昨日怠けて行かなかった笠ヶ岳山頂を踏みに行く。
道中雷鳥の夫婦に出会い、ガァァォォと雷鳥の面白い鳴き声を初めて聞いた。(※オスの鳴き声らしい)
※写真が乱れておりますが、雷鳥の夫婦が写っております。

当然山頂には誰も居ないが、、、無事登頂。
当然景色なし。

あとは下山するのみ。
まず、昨日通過した笠新道分岐まで引き返す。
笠新道の登山道は川になってる箇所もあったが、特に問題なくクリア。ペースを上げて一気に下る。
笠新道の中盤過ぎて、雲を抜けて一安心。

旅の終わりが近づくにつれて、今回の旅を頭で振り返り始める"魔の時間帯"に二度ほど転んでしまった。
「まだ旅は終わってねーぞ!!」と自分に言い聞かせ、集中力を高めた。
笠新道登山口。CT比50%で下山。

林道に出て、いよいよ旅もフィナーレを迎える。
結果的に笠ヶ岳まで足を延ばして正解だったかな。色々と学ぶこともあった。
何より、予定のコースを歩き切れたことで、"やりきった感"を得た気がする。笑
雨対策として追加した装備が大活躍だった。

ゴール。

そして、早くも来年の山行計画を練り始めるのであった。
昨年の上高地〜七倉(裏銀座)、そして今年の室堂〜新穂高ときたので、
北アルプスなら後立山連峰。南アルプスなら聖岳あたりを歩きたい。中央アルプスもいいなぁ・・・と行きたいところが沢山あって困る!!


END