2015/08/14

8/11-13 室堂〜新穂高温泉 Day.2



Day.2


薬師峠キャンプ場 → 笠ヶ岳山荘

標準CT  16時間40分
実績CT 10時間41分(休憩込: 11時間26分)
CT比 64.1% (休憩込: 68.6%)

ハッと寒さで目が覚めたのはAM 1時45分くらい。
寝袋にダラダラと包まっていても仕方がないので、撤収の準備を始める。
お湯を沸かして、ミネストローネで身体を温める。うめぇ。。。

星も出ているし、今日も天気大丈夫なんじゃね?と期待しつつ、AM3時出発!!
暗闇の木道を行く。

当初の計画では2日目の宿泊地を双六小屋と置いていたが、初日巻いて薬師峠まで来たのでかなり余裕がある。
明日の天候がヤバイのであれば、今日中に新穂高温泉まで下山するのもアリかもしれない。
そんなことを考えながら、最初の目的地である黒部五郎岳へ向けて歩き出す。

木道を延々と歩いていく。たぶん高山植物が豊富な場所なんだろうけど、暗くてよくわかんないのでまたいつか。。。笑
北ノ俣岳山頂。少しずつ夜が明けてきた。

北ノ俣岳、赤木岳を抜けるといよいよ本丸の黒部五郎岳。
噂には聞いていたが、この登りはキツイ。。。ペースが全く上がらない。
陽が昇ってきた。今日も良い一日でありますように。

姿を現した黒部五郎岳。

黒部五郎岳の最後の登り。前を歩くハイカーに全く追いつけずw

息も絶え絶えに黒部五郎の肩に到着。ザックをデポして山頂へ。
山頂からは360°の絶景。昨年歩いた裏銀座もバッチリ。素晴らしいですな!!
登った甲斐はあった。でもめっちゃ寒い。
みんなハードシェル着込んでるのに、自分だけ短パン・・・

黒部五郎小舎へはカールルートで。小川のせせらぎに耳を傾けながら、気持ちの良いトレイルを行く。
ただ、虫が多すぎて素晴らしい景色にノイズが・・・(笑)
人が続々と。

しばらく行くと、広い草原地帯に出て、そこにポツンと小屋が佇んでいた。
陽射しが強く、結構しんどくなってきたので、「コーラ・・・コーラ・・・」と呪文を唱えて黒部五郎小舎に辿り着いたのだが、お茶とビールしか売ってなかった(笑)
とりあえず行動食のカロリーメイトと柿ピーをめっちゃ食べることにした。
黒部五郎小舎。雰囲気あるね。

黒部五郎小舎の先は再び登り返して三俣蓮華岳へ向かう。
この登りもメンタルに響いた・・・なお、この旅唯一健脚ハイカーに抜かれたポイントでもある(笑) (あの方の登りはマジ速かったなー)
黒部五郎小舎から結構登ってきたところ。
黒部五郎岳を振り返る。

苦しみながらも三俣蓮華岳到着。ここから双六小屋までは去年歩いたところだ。
去年は巻道コースを歩いたので、今回はもちろん稜線コースで。
ちょいと風が強い&寒いが、稜線歩き最高です!!
双六岳へ伸びる稜線。西側から吹き付ける風が超寒い。

双六岳山頂。やっぱり寒い。

稜線歩きを楽しんだところで双六小屋へ。
ラーメンを食べながら、これからの行動計画を再考する。

まだAM 10:30なので、あえて双六小屋でSTOPする必要はあるまい。
とすると、笠ヶ岳まで足を延ばすか、新穂高に下山して旅を終了するか。
明日は確実に雨っぽいので、旅を継続するならばそれなりに覚悟しとく必要がある。
また、笠ヶ岳山荘はテント場のキャパが少ないので、テント張れないかもしれない。

一方、新穂高に下山する場合は、15:55のバスに乗らないと帰れないな。
松本に18:30着として、家着くの何時だ?そんな慌ただしく帰りたくないな。

・・・待てよ?今日帰るの勿体無いから、わさび平あたりでのんびり一泊するのもいいんじゃないだろうか。。


増える選択肢に答えが出ないまま、とりあえず新穂高に下山する方針で双六小屋を出発する。
双六池と笠ヶ岳。歩きながら今後の計画を考える。

すれ違いざまに声を掛けていただいたハイカーにも、"新穂高の最終バスに乗ろうかなと思って頑張ってます・・・"とか応えていた時もあったので、確かにあの時は"下山モード"だったのだが、何かのタイミングで突然"笠ヶ岳モード"に切り替わった。

気がついたら新穂高方面と笠ヶ岳方面に分岐する弓折乗越を直進していた・・・(笑)
たぶん笠ヶ岳行った方がきっと面白い(ネタ的に)と思ったんでしょうね・・・
双六小屋と鷲羽岳。この時は帰る気満々でしたが。

槍穂連峰と鏡平山荘。
この絶景が見えていたのも笠ヶ岳行こうと決心した理由かも。

というわけで、一路笠ヶ岳を目指すのだが・・・
ここからが超しんどい。何度も登っては下って〜の繰り返し。
笠ヶ岳まで遠い・・・
なぜ稜線が繋がっていないのか問いかけたい。

うんざりしてきたところで、ようやく笠新道との分岐。
稜線の先に笠ヶ岳が見える・・・けど、ちょっと遠い!!などと、ブツブツ言いながらラストスパート。テン泊装備のハイカーを若干ライバル視しつつ(笑)
楽しい稜線タイム・・・(疲労困憊)

テント場に張られているテントがだいぶ大きくなってきて、とりあえず余裕はありそうだということで一安心。無事笠ヶ岳山荘に到着。
笠ヶ岳山荘はテント場の上部にあるので、ザックを置いて受付へ。
ついでに山頂踏んでくればよかったのだが、テント受付と一緒にビールとコーラを買ってしまったので、とりあえず寝床設置するためにテント場へ戻る。

そして、ビール飲んだら「山頂は明日でいいや〜ここでも十分絶景だしな〜・・・zzz」となって2日目終了。笑
結局2日目も無事に幕を下ろす。
槍穂を眺めながらビールがうまい!!

そして、試練の3日目へ・・・



Day.3へ続く