2015/04/04

[Race]2015/03/28-29 第12回六甲縦走キャノンボールラン

六甲縦走キャノンボールランに参加してきた。

結果:17時間16分(往路8時間18分・復路8時間58分)


昨年に引き続き、今年もPowerの部にエントリー。
そして今年も懲りずに高速バスで関西に乗り込んだ。(多分もうやりません笑)

1週間前の天気予報では曇りだったのに、日が近づくにつれて降水確率が上昇していき、 最終的に日曜日に傘マークが。。。きっちり雨を合わせてくるあたりが流石キャノンボール!!

 <ウェア>
Arc'teryx AccelatorSS
Finetrack フラッドラッシュスキンメッシュLS
Patagonia キャプリーン4フーディ
Patagonia フーディニジャケット
Patagonia バギーズライト
SHMW ミニマリストパンツ
Arc'teryx NeutroVisor

 <足元>
inov8 Trailroc245
Drymax MaximumProtectionTrailRun1/4Crew

 <ボトル>
OMM bottle

 <バッグ>
Salomon s-lab sense UltraSet

 <エネルギー>
アルフォート 1箱分(ジップロックに入れて)
柿ピー 1袋分(ジップロックに入れて)

 <その他>
Silva Trailrunner2
Gentos 閃
エマージェンシービビィ
ビニールポンチョ

 ◇往路(須磨浦公園→宝塚)
(通過タイム)
鵯越 1:51
市が原 4:00
掬星台 5:01
一軒茶屋 6:49
塩尾寺 8:12
塩尾寺下の広場 8:18

振り返れば、何度心が折れた往路だっただろう。笑
序盤はマイペースに走っていたら鵯越を1時間51分で通過。この時点で脚に張りを覚え、早くも先行きが不安に。
さらに、鵯越の自販機エイドで給水を怠ったせいで、鍋蓋山アタック中に水切れ。そもそも500mlボトル1本では足りなかった。完全に戦略ミス。
とりあえず、体力温存のため歩きに徹することにした。

そんな中、追い打ちを掛けるように鍋蓋山を過ぎた分岐でまさかのロスト。
少し違和感を感じつつもトレイルを下っていたら、元気に駆け上がってくる3人組のランナーが見えたので、 呑気に『こんばんわ~』と声掛けたら、

「いやいや、ロストですよ!」
とツッコミが入り、早くもモチベーションが激減。。。

体力温存のつもりが、激しく登り返しをすることになるとは本末転倒ではないか。集中力が完全に切れてる。

『とりあえず、大龍寺だ。大龍寺の自販機でコーラが待ってる!そこでリセットしよう。』

心の拠り所はコーラを飲みたい、それだけであった。

心の中でひたすら"コーラ・・・コーラ・・・コカコーラ・・・"と念仏を唱えながら歩いていたら、ついに念願の自販機コーナーに・・・ と思ったら、なんと自販機がない。
なんと自販機撤去されているではないか。知らなんだ!


終わった。。。これは完全に詰んだ・・・


水なしで掬星台まで行ける気がしないし、ましてや宝塚までとか絶対無理。
市が原でビバークして明日新神戸に下山しよう。。。
そんなプランを描きながら大龍寺の坂を下っていると、


あ、エイドだ・・・


まさに光輝くオアシス。
コーラはもちろん、豚汁、から揚げ、おにぎり、日本酒もあって、一命を取り留めることができた。
ひとまず補給により少し元気が出てきたので、市が原ビバーク計画を中止し、「掬星台でカレーを食べる計画」に変更した。
この時点で完走する気が全く失せており、"どこでレースをリタイアするか?"を考え続ける展開となってしまった。

さらに摩耶山の登りで再び水切れ。苦しんで苦しんでようやく掬星台に到着。
とりあえず自販機でマッチをがぶ飲みし、麦茶をボトルに補給。monte702で念願のカレーをいただき(ちょっとご飯食べすぎた・・・)、神戸の美しい夜景を堪能した。

さて、ここでようやく宝塚まで行く目途が立った。
割と脚は残っていたので、軽快に一軒茶屋エイドまで走り、超うまいウインナーと焼肉をいただき、東六甲縦走路を淡々と下り、往路ゴール地点へ。8時間18分。

既に多くのキャノンボーラーがエマージェンシーシートに包まり仮眠中。
自分はとりあえずホットワインをいただいてから、宝塚駅まで下山。
コンビニで豆乳とカステラを補給しながら『復路どうしようかな・・・』と思案することにした。
平凡なタイムだが、ここまでかなりメンタル面の浮沈があったなーと反省点だらけの往路。


◇復路(宝塚→須磨浦公園)
(通過タイム)
一軒茶屋 2:00
掬星台 3:42
市が原 4:22
鵯越 6:16
須磨浦公園 8:58

とりあえず、復路のスタート地点に戻って仮眠することにした。
スタートするかはさておき、SPEEDの部で参戦するsako氏に挨拶しときたいな~。。。というのが割と一番のモチベーションだったり。

結果的に40分ほど仮眠したら、身体が楽だったので(元気ではない)、とりあえずスタートすることはできそうだ。
sako氏と世間話をしていたら、いつの間にかスタート時間になってしまって、ほぼ最後方スタートに。
東六甲縦走路はもうちょい速いペースでも行けるぞー、くらいの隊列に組み込まれた感じであったが、結果的にほぼ予定通りの2時間で一軒茶屋通過。

一軒茶屋でエイドを期待していたのだが、、、無かったw

六甲ガーデンテラスあたりでいよいよウィンドシェルだけではヤバイと感じてきたので、ビニールポンチョを着る。
今回あえてレインウェアは持たず、ウィンドシェル+ポンチョという実験的な装備にしてみた。期待していたのは、防水効果よりも保温効果。
予想以上の大雨に対して、期待通りの保温効果をもたらしてくれたので収穫だった。

大龍寺を過ぎても、割と元気だったので、エイドを満喫しつつもペースを上げて鍋蓋山、菊水山、高取山を一気に通過。

「これはタイム期待できる!」とガシガシ須磨アルプスまで攻めていたのだが、残念ながらここで脚が終了(笑)
脚が踏ん張れないので、横向きで脚を出すレベル。

絶望の下り。。。
ゴールまで何人に抜かれたことやら。。。

それでもなんとかsub9は死守したいと思い、最後だけ頑張って8時間58分でゴール。
トータルで前年より2時間短縮ですが、sub17達成ならず。

前回も思ったのですが、やっぱり六甲縦走は片道で十分です(笑)