2013/07/08

[Race]6/30 サロマ湖100kmウルトラマラソン

サロマ湖ウルトラマラソンに参加してきました。
結果・・・12時間58分で完走(ネットタイムでは12時間54分)

初めてのウルトラマラソン。 3月に伊豆トレイルジャーニー75kのトレイルレースを完走できたし、正直「まぁなんとかなるだろ」的な楽観的思考でサロマに臨んだ。

サロマ湖ウルトラマラソンは制限時間13時間の100kmマラソン。 男女の世界記録が出ていて、サロマ湖の周りをぐるっと辿るフラットなコースである。
今年は最高気温が27℃まで上昇し、コース上に日陰がほとんどないため、日差しがかなりきつかった。

今回、結果的には完走したわけだが、メンタル的には「完走できればいいよね~」という囁きに完全に屈し、ダラダラとタイム調整してしまうふがいなさがラップタイムに如実に現れてしまった。

スタート時は周りのペースに惑わされず、自分のペースで走りたいと思ったので、最後方からスタートすることにした。

キロ6分半で刻むことを予定していたが、結局6分40秒くらいで推移することに。30kまでは順調に進めたのだが、だんだんと両足の親指に痛みが。。。シューズが履きなれていなかったのか、シューズが合わなかったのか、ともかく残りの70kmを親指の痛みと闘う羽目になった。

42.195km地点を通過した時、自分にツッコミを入れたくなった。まだ58kmあんのかい!、と。すでに体力的な余裕がなく、その時はとても完走のイメージは持てなかった。

ヒィヒィ言いながらも、なんとか54.5km地点のレストステーションで着替えたり補給したりしていたら、あっという間に20分経ってしまい、慌ててリスタート。。。

予定通り、50kmを6時間以内で通過できていたものの、レストステーションでのロスタイムがだんだんと自分の首を絞め始める。噂には聞いていたが、70km、80kmあたりの関門時間は思っていた以上にシビアで、それに追われて、80km以降のワッカまで体力温存などと言っていられる余裕は全くなかった。
こんなことになるなら着替えもする必要なかったなぁ、とのんびり20分停滞してしまったことを大いに悔やんだ。

結局70km関門は5分前、80km関門は2分前に通過することができたのは幸いだったけれど。

80km関門を過ぎれば、あとはキロ9分で刻めば完走することができる。数字上は非常に簡単に見えるのだが、意外としんどい。頑張って走ってもキロ7分後半までしかペースが上がらず、ちょっとエイドで休憩しようものならすぐに貯金がなくなる。

歩いても完走できるな、と確信できたのは、ワッカを折り返してきた97km地点あたりだったか。

もはやここまで来たら、少しでもペースを上げてゴールするより、無理せず確実に完走し、あわよくば最終完走者になった方がオイシイよな、という邪な思考に至った。周りは懸命にゴールを目指し走っている中、私はタラタラと歩いてゴールへ向かう。。。

おっと、このままじゃちょっと早く着いちゃうな、ストレッチでもするか。とか色々不審な動きをしながらゴールへ向かっていると、ゴール前の観客のオッチャンから激励をもらった。

「おい!そこのキミ!あとちょっとだぞ!頑張って走れ!ゴールできるぞ!」

ありがとう。ちゃんと計算しながら歩いてるんで大丈夫ですよ、とか
ありがとう。実は最終完走者狙ってるんです、とかさすがに言いにくい。。。笑

走れるのに走らないのは、なんとなく失礼な気がしたので、再び走り出し、そのままゴールラインへ。

17時58分、ゴール。

30分後には宿への送迎バスが発車してしまうので、完走の余韻を感じる間もなくバスへ乗り込み、宿へ転がり込んだ。
そして、祝杯の缶ビールを一本飲み干し、死んだように眠り・・・と言いたいところだが、全身が痛すぎて正直あんまり眠れなかったです(笑)