2013/09/20

[Race]9/15-16 Shinetsu Five Mountains Trail 110km

信越五岳に参加してきた。



結果・・・16時間23分 (8Aにてレース打ち切り)

台風接近に伴い、21:15(スタート後15時間45分)以降の8A通過者はレース中断となった。
※ただし、DNFではなく『特別完走』という扱いとなり、UTMFエントリーポイントの"2P"が付与される模様。。。

そんなわけで、自分のレース展開を振り返ってみたい。


■スタート~2A(23.9k)

※通過タイム
1A 2h30m
2A 3h40m

雨予報だったので、何を持っていくか最後までかなり悩んだのだが、当初の予定通りミニマルスタイルで5Aのドロップバッグポイントまで行くことにした。

日中の間は身体を動かし続けられるだろうと考え、一応ウィンドシェル(TNF SwllowtailHoodie)を腰にぶら提げレインウェアは持っていかない。

万が一身体が冷えてしまってもエマージェンシーブランケットがあるからきっと大丈夫!・・・という戦略(笑)
2Aではアシスタントが待ってくれているので、ジェルは2つだけ持っていくことにした。


---◇2Aまでの装備◇--- 

<ウェア>
Patagonia SSForeRunner1/4zip
NB ランパン
Arc'teryx NeutroVisor
Smith ReactorMax
TNF SwllowtailHoodie

<足元>
Altra LonePeak
Salomon S-lab Gaiter
Drymax LiteTrailRunMiniCrew
ニューハレXテープ

<ボトル>
Amphipod Handheld20oz
SympleHydration

<バッグ>
Ultraspire Quantum

<エネルギー>
ハニースティンガー×2

<その他>
エマージェンシーブランケット
------------------------------


マイペースを貫くため、最後方グループからスタートする。
とにかく心拍計とにらめっこしながら、150bpmを超えないように抑えた走りを心掛けた。

走りやすい林道をぐっと堪えながら、登り坂はほぼ歩き。
そんなペースで走っていたら、1A(18.5k)に2時間半ほどで到着した。
エイドでバナナとチップスターを食す。

1Aからの斑尾山頂まではサクサクと登っていく。
ゲレンデの下りは雨でズルズル状態だったので、転んでる人を多数見かけた。
このあたりが一番雨が強かったので、一応ウィンドシェルを羽織った。
そんな感じで順調に2Aへ。

■2A~5A(66.6km) 

※通過タイム
3A 6h20m
4A 8h40m
5A 11h20m

2Aにてアシスタントより補給物資を受け取る。
長居は無用なので、今のところ順調だよ~、と軽く会話を交わして出発。


---◇補給物資◇--- 

<エネルギー>
ハニースティンガー×4
ザバスピットイン×1
ムサシNi×1
ベスパハイパー×1
----------------------- 


平坦なトレイルを快適に走っていき、袴岳に取り付く。
すると、ここで事件が発生。。。
どうやらコース上にクロスズメバチの巣があり、通れないらしい。

どうしたもんかと立ち止まっていたら、なんとスタッフの人が退治しに来てくれた。
返り討ちに遭ってるんじゃなかろうか・・・と不安になったが、さすが信濃の男は強かった。
退治の報せを聞き、トレイル上に歓声が上がった(笑) 

レース再開。20~30分ほど停滞してしまったが、その後袴岳山頂、3Aまでの長い林道区間を順調に走りぬけた。
3A手前で水が尽きてしまったが、下りなので惰性でなんとかなった。 

3Aに到着した頃に雨が上がり、なんか晴れ間も出てきた。

これから名高い(ドM的な意味で)関川の登りの時に晴れなくてもいいのに・・・。
ここでも心拍数を意識しながら、走ったり歩いたりを繰り返して着実に進んでいく。 
関川を越え、トレイルに入っていくが、ここから4Aまでが長く感じた。
トレイルを淡々と走っていたら、いつの間にか後ろに5人くらい従えているではないですか・・・
どうやらペーサーにされてしまったようだが、順調に走れているので先頭のまま4Aまで押し切った。 

4Aを出ると、緩やかに登る林道区間。ここはサクサクと歩く。 下りに差し掛かれば疲れない程度に走りを織り交ぜつつ。
4A~5Aが一番しんどい区間だと思われるが、割と淡々とクリアできた。 
そしてアシスタントが待ってくれている5Aへ。

■5A~8A(92.3km) 

※通過タイム
6A 14:20
7A 15:20
8A 16:20 

アシスタントがドロップバッグを拾ってくれていて、誘導されるがまま椅子に座った。
元気だと思っていたが、今思えば周りの景色があまり目に入っておらず、覚えていないので、割と疲れていたのかも(笑)
こういう疲れている状況で後半戦の準備をするのは本当に煩わしいはず。
アシスタントが居てくれて本当に助かりました。ありがとうございます。 

5Aで20分ほど滞在。
気持ちを入れ替えて再出発。


---◇5Aからの装備◇--- 

<ウェア>
Patagonia キャプリーン4zip
NB ランパン
Salomon XTWingsGlove
Buff
Patagonia TorrentShellJacket

<ライト>
BD IconPolar
Petzl e-lite (※予備用。使用せず)

<足元>
Brooks PureGrit2
Salomon S-lab Gaiter
Drymax LiteTrailRunMiniCrew 

<ボトル>
Amphipod Handheld20oz
SympleHydration (※リプレニッシュを半袋分)

 <バッグ>
Salomon AdvancedSkinS-lab12set
Ultraspire Quantum 

<エネルギー>
ショッツ(カフェイン入り)×6 (※3つ摂取)
ザバスピットイン×1 ベスパハイパー×3 (※1つ摂取)
ヴァームスティック×1 (※結局摂取せず)
ハニースティンガーワッフル×1 (※結局摂取せず)
クリフバー×1 (※結局摂取せず)

<その他>
エマージェンシーブランケット
エネループ (※アンビット充電用)
熊鈴
------------------------------ 


 5Aを出る頃にはだいぶ薄暗くなってきていたので、ヘッドライトを点灯。
不思議なもので、靴を替えたせいなのか、レッドブルを飲んだせいなのか、足が軽い。
ペーサー付のランナーを羨ましいと感じる必要がないほど(?)足が進み、さくっと黒姫を登り切った。 

黒姫を登り切ってしまえば、あとは瑪瑙山というラスボスを登るだけ。
これだけサクサク登りを歩けているし、制限時間も1時間以上余裕を持って進めている。
そして、何よりも食欲が健在ということで気分がとても楽だ。 
もはや真っ暗で何も見えない戸隠神社、鏡池(7A)を過ぎ、見覚えのある戸隠スキー場へ。

ここは戸隠マウンテントレイルで通ったトレイルだなー、と踏みしめながら8Aへ。 

予定ペースよりも早い。
関門時間まで2時間も余裕あるじゃん。
こりゃ20時間切りも行けるぜ!

・・・と意気揚々で8Aに到着したところ、ギャラリーに拍手で迎えられ、そこには石川弘樹氏が立っていた。


『今回は、ここがゴールです。』


 促されるまま8Aの計測マットを踏みに行く。
ここまで92キロ走ってきたのに、全く達成感が無い。悔しかった。 

スタッフやランナーの安全面に配慮するとレース中断という決定については正しい判断だったと思うが、できればスタート前に決定してもらいたかったというのが本音。

関門時間繰り上げの報を事前に知っていたら、もうちょっとペースを上げて走れたのに、とモヤモヤっとした気持ちが残ってしまった。


このモヤモヤを払拭しに来年また挑戦しにきます。