2011/11/06

湘南国際マラソンに参加してきました②

湘南国際マラソンに参加してきました①の続き




【第1関門(茅ヶ崎公園)】
今回の挑戦の最初にして最大の山場でした。

スタート直後は、ペースをどのように設定するか考えあぐねていました。
大幅なロスタイム超過によるペース配分の再計算ができず、混乱していたためです。

①作戦を切り替えて、とにかくペースを上げるべきか
②作戦を遵守し、当初計算していた通りペースを刻むか

私は完走するために、②を決断しました。


スタートからしばらくは、7:00/km~7:15/kmで走りました。
どんどん後続に抜かれていたのですが、
『あとで後悔するぞ君達。ワハハ』と余裕の走りをキープ。

そして第1関門まで残り2km付近でしょうか、
「第1関門の閉鎖時間やばくない?」と仲間と話しているランナーを発見しました。

「ちょっとペース上げないとやばい」

この言葉を聞き逃さなかった。そのランナーを尾行します。一気にペース上がります。
閉鎖ゲートが見えた時、ついに山場を迎えます。

『あと1分でーす!』

集団から悲鳴が。
私はついに後のことは考えず、全力疾走です。ガチ短距離走です。

私がゲートを通過した直後に閉鎖時間となり、
集団が"大粛清"に遭いました。
おそらくGブロックの方々の内、結構な人数がここでDNFとなったと推測されます。
まだみんな元気なのに・・・

非情な仕打ちを目の当たりにし、しかしこれがマラソンの厳しさなのだと噛み締めて次のチェックポイントへ向かいます。



【第2関門(中部バス駐車場)】
第1関門を通過した直後、閉鎖された。
つまり、この時点で私は最下位集団に位置しているわけです。
そして、閉鎖時間に対して貯金が全く無いことを意味します。

無駄な脚を使わされてしまったことが、あとで響きそうだなぁ・・・と思いながら走ります。

大粛清の成果なのか、淡々と走っていても人がまばらです。
私の両親も沿道で応援してくれていたのですが、
あまりにも私が通過するのが遅くて、心配したそうです。笑

そして、江ノ島入口を折り返し地点とし、江ノ島水族館の先が第2関門。
無事4分前に通過することができました。
少し貯金が出来た、このペースで行けば大丈夫そうだ、と。

そういえば、明らかに紙コップが大量にゴミとしてあるのに、給水所が存在してなかったポイントがあったような・・・



【第3関門(相模川流域下水道左岸処理場)~第5関門(大磯西IC)】
ペースは大分落ち着いてきたので、あとは維持するだけ。。。

湘南大橋を越えたあたりから、一応予定通りペースを上げて走りました。
「あ、行けそー」な気がしたので、6:00/kmくらいで走ったりして、
スルスルと縫うように走っていました。

私くらいの後方集団になると、バテバテの人が多く、ほとんどの人は歩いていました。

そして再び西湘バイパスに戻ってくる頃には、私もその一員になりました。



【ゴール】
湘南マラソンゴールのいやらしいのは、2度折り返し地点があるところです。

つまり、『ゴール見えた!」と思っても、その時点ではゴールではなく、
ゴール地点を脇目に見ながら2.5km先を折り返してやっとゴールなのです。

"魔の5km"です。本当に辛い。

それでも、ラスト2kmからは気力を振り絞って走り続けました。
(といっても、脚は疲労のピークに達しており、健常者の歩きに勝てるかどうかのスピードですが)

そして、ついに大磯プリンスホテルの急坂を登り、ゴールです。


走りきったという達成感と温か過ぎる声援に泣きそうになりました。笑


5時間44分(ラップタイムは5時間18分)。
振り返ればあっという間ですが、濃い一日でした。


次回のマラソンは「東京国際マラソン」を予定しています。

●給水所以外は歩かない

これを次回の目標にしたいと思っています。
おのずとタイムも向上することでしょう。


湘南国際マラソン おわり