2016/05/03

2016/4/30 Trans TANZAWA "STY" (Shibusawa to YamanakaLake) / 渋沢から山中湖



>>Result



15:53 (渋沢駅→平野バス停) 

<経過タイム>
大倉 0:42
塔ノ岳 2:45
丹沢山 3:30
蛭ヶ岳 4:59
臼ヶ岳 5:49
檜洞丸 7:06
犬越路 8:23
大室山 9:28
加入道山 10:12
モロクボ沢ノ頭 11:20
大界木山 11:46
菰釣山 13:15
石保土山 14:17
高指山 15:17
平野バス停 15:53




>>Report




2016年の"ToDoリスト"にピックアップしていた大倉から山中湖までの1Dayハイク。
50km,5000mD+と言われるハードなコースで、自分にとっては未知の領域である。(累積標高的に)
ちなみにCTは24時間35分のルートなので、もちろんこれも未知の領域。一応想定タイムをCT比60%の15時間と設定したけれども、なにしろ未知の領域なので設定時間など有って無いようなものです(笑)

終電に乗って渋沢駅へ。当然ながら大倉までのバスは終わってしまっているので、渋沢駅からのんびりスタートする。

スタート時間については、蛭ヶ岳西尾根の急な崖を夜間に下るのを避けたい(=スタートを極力遅くした方がよい)という思惑と余裕を持って山中湖に到着したい(=スタートを極力早くした方がよい)という思惑を天秤に掛けた結果の終電スタートになった。

大倉を0時過ぎに通過し、いよいよ闇の中へ突入していく。どこからか聞こえて来る動物の鳴き声に少々ビビリながら恐る恐る大倉尾根を登った。
塔ノ岳、丹沢山と淡々と通過したが、蛭ヶ岳へ向かう稜線で予想以上の寒さを感じ、一時不動ノ峰の休憩所(東屋)へ退避。ちょっと寒すぎませんか・・・?

確かに寒さを感じ始めてから地面の様子が変わってきていて、前日に降って出来たであろう水たまりが凍りつき、トレイルが霜柱だらけになっていた。体感的には氷点下。。。


・・・このまま先へ進んで大丈夫だろうか。
"ここで折り返したらちょうど始発電車が出る頃だし、また日を改めて挑戦してもいいんじゃないの?"などと頭の中でリタイアの理由作りを始めたものの、まぁとりあえず蛭ヶ岳まで行ってから考えようと自分を鼓舞して休憩所を出発した。

とにかく必死で蛭ヶ岳を目指していると、東の空がだんだんと色付いてきた。夜明けが近い。
夜が終わることに少しホッとして、気持ちも和らいできた。


蛭ヶ岳山荘からは日の出を見ようとワラワラと登山客が出てきた。ずっと独りで登ってきたので(当たり前w)なんだか妙に嬉しかった。

そして、山頂に到着するとうっすらと佇む美しい富士山がお出迎えしてくれた。
不思議なもので、富士山を見た途端に"よし、前へ進むぞ!!"と気持ちが切り替わった。富士山偉大すぎ。(曇って富士山見えなかったら引き返してましたね、確実にw)

檜洞丸までは一度逆ルートで歩いたことがあるが、思っていたより楽に到着した。ちょうど青ヶ岳山荘に宿泊した登山者が出発する時間帯と重なったので、本日初めての「こんにちわ」となった(笑)

檜洞丸を過ぎると犬越路までの激下りが待ち受けている。丹沢主稜線のルートの中で最も危険なセクションだったが、ゆっくりと確実に足を置くことを心掛けて難なく下りきった。

そして、自分の中で"コイツを越えれば山中湖まで行ける!"と考えていた大室山までの500mの登り。結構身構えていたので、割とすんなり登り切ってしまった。

大室山まで来てしまえば後は山中湖まで惰性で行ける・・・と正直甘く見ていた部分もあったが、やはりここはグレートマウンテンタンザワ。そんな優しいわけがないw

加入道山を過ぎてからは景色もひたすら単調で、延々と細かいアップダウンがひたすら続く。ようやく山頂に辿り着いたかと思えば、そこは名もなきピークだったりして、泣きそうになる(笑)
標識に記されている次の山までの距離が少しずつ減っていくのを心の拠り所にしながら、無心でストックと足を動かし続けた。その内段々とストックの置き方がわかってきて、ようやくペースが安定してきた。極端過ぎるくらいストックを前に突いた方が脚が進むんだなぁ、とか色々試しつつ、菰釣山を越えるといよいよフィナーレが近付いてくる。

なかなか姿を見せない山中湖は結局最後のピークである高指山まで姿が見えぬままだった。なんてメンタルが鍛えられるルートなんだ・・・と不満を口に出さずにいられなかったが、それだけに山中湖が見えた時は感動も一入であった。やった〜♪


帰りは平野バス停から旭日丘バス停まで富士山行きのバスに乗り、そこから御殿場駅行きのバスに乗り換えて御殿場線で帰宅。


最後に、備忘録として今回の山行におけるCT比を表にしたので掲載しておく。
蛭ヶ岳手前でメンタルやられて停滞した以外は終始良いペースで歩けたのではないかと思う。最後までバテずに行けたのは少し自信になりました。

・・・次回はタイムを意識して挑戦しようかな?(懲りない)